第12回サケ学研究会開催のご案内
The 12th Conference of Salmon Science Society (3S)
[Final Circular]
日 時:2018年12月1日(土)13:00 ~ 2日(日)14:30 予定
場 所:函館市国際水産・海洋総合研究センター大会議室
函館市北海道函館市弁天町20-5(https://center.marine-hakodate.jp/)
参加費:会員500円,非会員1,000円(当日,受付にお支払い下さい)
スケジュール(予定)
12月1日(土)
13:00 開会挨拶 宮下和士(会長, 北大FSC)
13:10~17:00 特集:「『サケ』の価値の多様性を考える」
18:00 交流会(場所未定)
12月2日(日)
09:00~14:12 一般講演
14:12~14:30 サケ科学奨励賞授賞式および総会
14:30 閉会挨拶 宮下和士(会長, 北大FSC)
特集: 「『サケ』の価値の多様性を考える」
(コンビナー:宮下和士・荒木仁志・市村政樹)
昨今の漁獲量変動に伴い、水産資源としてのサケを取り巻く状況は大きく変化しつつある。これを受けて資源量回復に向けた研究や対策が求められる一方で、限られた資源としての「日本のサケ」を文化・教育・第三次産業の観点からより多面的に捉えようという活動もかつてなく重要視されつつある。
折しも来年2019年は「国際サーモン年」に制定され、変動する環境下におけるサケの仲間と人々との関わりを見つめ直す年となる。そして日本においても持続可能な資源管理に向けた研究や技術開発に加え、サケ科魚類と人との関わり方に対する普遍的・多面的な理解の促進が求められる。そこで本特集では、日本におけるサケの多面的な価値について再考し、従来の水産資源管理とは別の視点で、特に地域資源としての活用を視野に入れた「サケの価値の多様性」とその可能性について議論する場を設けることとした。
[プログラム]
趣旨説明 「サケ」の価値とは何か 荒木仁志(北大院農)
テーマⅠ 文化的観点から:座長 青山潤(東大大海研)
・サケ鈎漁−本州サケ漁の特徴を考える 小谷竜介(東北歴史博物館)
・三陸のサケ-これまでとこれから 吉村健司(東大大海研)
テーマⅡ 教育的観点から:座長 市村政樹(標津サーモン科学館)
・「サケ」の価値とは何か
大学の観点から〜北海道大学水産学部
海洋生物科学科を例に〜
工藤秀明(北大院水産)
・札幌・豊平川に遡るサケの価値とは?-市民団体・SWSP札幌ワイルドサーモンプロジェクトの挑戦- 丸山緑(SWSP)
・サケの価値の多様性を考える-水族館の観点から
菊池基弘(千歳水族館)
テーマⅢ 3次産業的観点から:座長 荒木仁志(北大院農)
・札幌市内でのワールドサーモンフットパス
小川浩一郎(株式会社 The-O )
・標津町におけるサケに関わる第三次産業の取り組みについて
市村政樹(標津サーモン科学館)
総合討論:進行 宮下和士(会長、北大FSC)
第12回サケ学研究会の開催案内(最終版)(↓こちらからダウンロードできます)
第12回サケ学研究会参加申込み書(↓こちらからダウンロードできます)